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ちょっとマイノリティ
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いつも気付けば少数派・・・  by宮上修二

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死を想え・・・
死を想え・・・_f0160479_165270.jpg

随分前に出版された、写真家であり作家でもある藤原新也の「メメント・モリ~死を想え」の改訂版が内容も補充して違う出版社から出たようだ。

インドで撮られた、折れ曲がった死人の足を咥えた犬の写真と、それに添えられた一文。
「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ。」

初めてこの本を手にしたのはいつだったろう。衝撃的な写真とそれに寄せた、それこそ光画のように一瞬にして焼き付けられた詩の一部は今も残像のように残っている。
著者の公式ホームページでも、「本の寿命が短い」この時代にこの本が26年も読み継がれたことについての感謝のコメントがある。

昨年だったか、「黄泉の犬」という本を読んだが、それには先ほどの犬に食われる写真を撮った際のエピソードなどが紹介されていた。

学生時代に「卒業したら就職なんかせず絶対インドに行くんだ。」と言い続けていた、目が深く優しい同級生がいた。その時は「なに考えとんじゃ?」と思ったが、後に著者のデビュー作といえる「インド放浪」や沢木耕太郎の「深夜特急」などに触れ、卒業後そのまま二度と会う事もないが、時々あいつ本当にインドへ行ったのかなあと思い出したりしていた。

メメント・モリの一部は公式ホームページでも公開されており見ることができる。
メメント・モリ 死を想え
by minority-m | 2008-11-05 00:56 | 本・映画・音楽