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ちょっとマイノリティ
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いつも気付けば少数派・・・  by宮上修二

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「ステンカ・ラージンの夢」で眠れない
別に好きでもないのにふと口ずさむ歌がある。
昨夜、寝苦しくて夜中に目を覚ましそのまま寝つけなかった。パソコンをいじりながら色んなことに思いを巡らしているうちに口をついて出たのがなぜかロシア民謡の「ステンカ・ラージン」だった。

♪うるわしペルシャの姫を迎えて、微笑むステンカ・ラージン、今宵はたのし・・・

というような歌詞だったと思うが、うろ覚えだったのでネットで検索すると ちょっと内容が違う与田準一訳詞のものがほとんどで、自分が覚えていたような歌詞はブログで一件見つかっただけだった。

まあどちらもよく似た内容なのだが、児童の唱歌にはとても似つかわしくない内容でもある。
なんと、どちらも略奪してきたペルシャの姫をヴォルガ河に投げ込んで殺してしまったという伝説を歌っているのだ。部下たちに妻帯者の身で姫を招いたことを謗られ、仕方なくやったとも、ただ酔っったいきおいで投げ込んだだけとも言われている。

ステンカ・ラージン(スチェパン・ラージン)は実在の人物で、17世紀に活躍したロシアの義賊らしい。ただ姫を投げ込んだ件は史実かどうかはっきり分からない。Wikipediaでもそのことには触れていない。

ネットでザッと調べただけではあるが、時代ゆえか相当の殺戮も行ったようだ。ただ歴史上の人物としては魅力的な人物だと思う。日本史でいえば平将門とか藤原純友とかが似ているかも知れない。

ネットでステンカ・ラージンについて巡っているうちに「ステンカ・ラージンの夢」という極めて暗い歌に出会ってしまった。しばし聴き入ってしまい、よけいに寝られなくなってしまった。
by minority-m | 2008-07-05 17:18 | 本・映画・音楽