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ちょっとマイノリティ
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いつも気付けば少数派・・・  by宮上修二

by minority-m
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もののけ姫をヤタと観る
昨日から、黒柴犬の友達ヤタ(我が家ではヤタポンと呼ぶ)が遊びに来ている。
ヤタポンが来るのは結構楽しみで、妻に「娘が帰ってくるのと、ヤタが来るのとどっちがうれしいん?」と訊かれたので「ヤタポン!」と即答してあきれられてしまった。

ちょうどやってきた時、テレビでもののけ姫を放送中だったので、居間に連れてきていっしょに観た。我が家では犬やネコは基本的に座敷に上げないのだが、ヤタポンは友達なので特別なのである。

もののけ姫にはモロ一族という、巨大な山犬たちも出てくるので、ヤタポンも犬としての本能でも目覚めるか、と思ったが、山犬の遠吠えにも反応せず、毛布の上で眠そうに寝そべっているだけである。以前はネズミなども捕らえたりして、狩猟犬らしいとこもあったんだけどなあ・・・

さて、もののけ姫ではシシ神という、生き物の生死をも司る、鹿に似た神が出てくる。早田や九木崎などの照葉樹林の中で、りっぱな角をもつ雄鹿に出会ったことがあるが、まさにシシ神の森でシシ神に出会ったという感じだった。

山の中などで動物に出会うと、一匹の獣としてだけではないものを感じる。狼であれ鹿であれ、イノシシであれ、森にいる大きな動物はその森の生態体系すべての命の象徴という感じがする。だからときに、「神」として感じるのじゃないだろうか。そして、彼らは一日や四季を森の中でどのように過ごしているんだろうかと、眠そうなヤタポンの横顔を見ながら想像してしまった。
もののけ姫をヤタと観る_f0160479_11102653.jpg
相変わらずカメラが嫌いで、携帯カメラでも目をそらして正面を向かない。
by minority-m | 2010-01-09 12:00 | 身辺雑記