カテゴリ
以前の記事
2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 最新のトラックバック
リンク-その他
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
皐月の宵に不思議な絵に出会う
2009年 05月 14日
忙しさと右手首の負傷でブログ更新も滞り気味である・・・
ここ数日忙しかった。現在の天候に大きく左右されるので、妻に「スキー場の職員みたい。」とよく言われる。この忙しさは一昨日、きのうは果てしなく続くんじゃないかとさえ思ったが、今日はちょっと涼しく明日からはちょっと楽になるだろう。 昨日、忙しさから逃げ出すように宵の町にさまよい出た。久しぶりに夜風の中歩くのは心地よかった。栄町を下っているとカフェクリームの明かりが目に留まったので滑り込んだ。 店内では宮路かね子さんの絵画展をやっていた。カラフルな色彩の作品群で、なんだか店の雰囲気もいつもとちょっと違って感じる。 小さな男の子と女の子のペアが遊んでいる絵が多い。一見するとメルヘンチックな、ほのぼのとした絵に見える。だが、よく観てみると「奇怪」とでもいえる奇妙な絵が多い。子供の顔が不自然な角度だったり、変なところから男性が顔を出していたり・・・それもある、でも色使いも含め、どうもそれだけではない感じがする。 なぜか怖い・・・のである。そう感じるのは自分だけかも知れない。ただマスターが、「子供の夢の世界を描いたとのことです。」というのを聞いて、自分の感想はあまり的外れではない気がした。 子供の頃見た夢は、例え友達とわいわい遊んでいる夢であって、どこかもの悲しく寂しいものだった。夏の日差しの中の明るい風景であっても、どこか目覚めているときに見る風景よりトーンが落ち、鮮やかでない。 童話(メルヘン)が実は結構残酷であるように、無邪気のなかに本来の人間の闇があるような気がする。 「カエルがいる絵が結構あるでしょ?」とマスターがいう。 「このカエルは作者の亡くなったお父さんなんです。なんでもお父さんが亡くなったあと、カエルが現れ、しばらくの間姿をみせていたようで、お父さんの生まれ変わりだと思っていたそうです。」 やっぱり自分には、楽しい絵には見えないなあ、BGMがずっと忌野清志郎だったせいもあるかも知れないが。
by minority-m
| 2009-05-14 23:49
| 身辺雑記
|