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ちょっとマイノリティ
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いつも気付けば少数派・・・  by宮上修二

by minority-m
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風とネコと、ささやかなこの人生を
せぎやまホールで行われた正やん(伊勢正三)のコンサート、「風ひとり旅~熊野灘編」に行ってきた。風のもうひとりのメンバー、久保やん(大久保一久)が昨年倒れリハビリ中なので「ひとり旅」となったとのことだった。

会場に入った途端、後輩のN君に声をかけられた。すでにCDを数枚購入したとのことだった。いっしょにホールに入ると後ろの方に空席があったものの、盛り上がるのには充分の入りで、あとで知ったのだが市外からの客も結構いたらしい。もちろん想像通り客席のほとんどがオジサン、オバサンだった。

そしてコンサート開始。チェックのシャツとジーンズ姿で現れた正やんは、まったくもって想像どおりの正やんだった(笑)
曲間のトークでは思ったより多く尾鷲のことについて触れた。13年前に訪れた際、自分の故郷の大分県津久見市にどこか似ていると思ったこと、ネコの避妊についてネットで調べていたら尾鷲保健所がヒットしたことなどを語っていた。そして前にこの町で歌った際、どこよりも歌が客席に染み込んでいったと「海岸通り」を歌いだした時にはお世辞と分かっていてもジーンときてしまった。

「あの唄はもう唄わないのですか」、「ほおづえをつく女」、「22才の別れ」などを次々と熱唱、そして風の曲だけで通すつもりだったと言いながら「なごり雪」も披露。若い頃と違い高音はさすがにちょっと辛そうだった。相方の町支寛二氏とアコースティックギター2本だけのライブながら音が豊かで、とにかくギターの音が綺麗だった。
あっという間に2時間が去り、最後の曲は「君と歩いた青春」。そして・・・観客総立ちで手拍子しながら迎えたアンコールでは、桜が散りだすこの時期に絶対聴きたかった「ささやかなこの人生」そして友達のI君がいたら涙ちょちょぎれるであろう「お前だけが」を歌ってくれたのだった。
by minority-m | 2009-04-05 22:00 | 身辺雑記