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ちょっとマイノリティ
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いつも気付けば少数派・・・  by宮上修二

by minority-m
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なんという邂逅!
昨夕、駅前のコンビニで弁当を買い、紀望通りを歩いて下っている時だった。
(例によってドモナンEさんに誘われ、早い時間からビールなどを飲んでしまったので、普段のように車や自転車ではなく徒歩でコンビニまで来たのだった。今から思えばこれがめちゃくちゃラッキーだった。)

前から自転車でやってきた男性が、妙な顔でじっと自分を見ている。そしてちょっと微笑んで会釈してきた。誰か分からないまま会釈を返したが近づいて「あっ!」と思った。

高校時代のクラブの一年後輩のN君だった。「N君・・・やよね?」と問うと「はい。」とN君らしいはにかんだ表情で返事が返ってきた。

N君とはもう25年は会っていない。高校卒業後、自分は東京へ行き、彼は名古屋で就職したが、数年間はよく行き来した。正月休みに親友のI君と3人で奈良に旅行に行った事などもあった。朝まで飲み続けたことも数知れず、ある時期の自分にとって濃い友人のひとりだったといえる。

そのうち、N君とのつきあいも自然と遠ざかってしまった。同級生とはその後も何かにつけ付き合いが続いたが、学年が違うこともあってかこちらから連絡をとることも、向こうからくることもなくなってしまった。なにかの拍子に思い出し気にはなるのだが年を経るごとにきっかけがなくなってしまったのだ。

突然の再会に興奮してしまい、
「どないしいよん?今どこにおるん?」と立て続けに聞いてしまった。
すると去年の10月に尾鷲に帰ってきて、市内の商店で働いているという。親父さんが亡くなりお母さんも年をとったので決心して帰ってきたとのことだった。今仕事を終えての帰宅途中とのことだった。

「なんどな、連絡くれんかな。」と責めると、昔のN君のままの表情で「ええ。」と応える。別に自分を嫌ってのことではないのはよく分かる。昔からこちらが声をかけないと向こうから何か言って来たことのない、おとなしい男だった。
携帯番号のやりとりをし、「近いうちに絶対飲みに誘うでな。」というとうれしそうに「是非!」と笑った。

それにしてもこんなことってあるものだ。このところ、高校時代のことに想いを馳せることが多い。そんなときN君と再会するとは。しかも直前までいっしょにいたEさんは自分やN君が所属したクラブの創設者なのだ。そしてついさっきEさんと歓談中に携帯に電話してきたのがN君といっしょ奈良旅行に行ったI君だったのだ。「久しぶりに尾鷲に帰るから会おう。」と。

他人にはどうってことのない偶然だが、昨日の自分にはなにかの意思が行ったとしか思えないほどの出来事だった。

こんなことってあるんだなあ・・・
by minority-m | 2008-06-18 23:31 | 身辺雑記