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サウイフモノニ・・・
2008年 06月 05日
自分が一番心惹かれた作家は?と問われたら、おそらく宮澤賢治と答えるだろう。
最近、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を口ずさむことが多い。以前は唯一全文諳んじられる詩だったが最近はつまったりして心もとない限りだが・・・ 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ 慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテイル 一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ 野原ノ松ノ林ノ蔭ノ 小サナ萱ブキノ小屋ニイテ 東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ 西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ 南ニ死ニソウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイイトイヒ 北ニケンクワヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ ヒデリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ by 宮澤賢治 命ギリギリのところで書かれたものは、美しくもあるが身を切られるほどに悲しい。 この詩は晩年の賢治が病床でしたためた手帳に書かれていたものだった。おそらく世にでるかどうかも全く分からない状態で書かれたものだろう。 このような詩を書けることに限りないあこがれは感じるが、日々の自堕落な自分を鑑みるに、正直言ってまあ今のままのほうが幸せではあるなあ、とは思う。身を切る生き方は辛いから・・・ そして自分の日常は、「サウイフモノニ・・・なりたくない!」と思う人が結構いるなあ・・・
by minority-m
| 2008-06-05 01:23
| テレビ・新聞・ネットから
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