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ちょっとマイノリティ
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いつも気付けば少数派・・・  by宮上修二

by minority-m
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迷走する町を嵐が襲った
1月30日、尾鷲市議会の全員協議会があった晩、大雨洪水警報が発令されたほど大荒れの天候だった。風も強く、翌朝、隣家の傘が庭に飛ばされてきていた。

真冬に台風がきたような感じだった。迷走する市政に尾鷲神社の神様が怒ったんじゃなかろかと思った。「ワシの祭礼の直前になにやっとんじゃ!」

さて全員協議会だが、個人的に初の傍聴ということで興味深くはあったが、なんともスッキリしない泥沼に足を突っ込んだような気分だった。
協議会終了とともに何人かの議員が深いため息をもらしたが、そのため息がこの日の協議会のすべてを物語っているように思えた。

ひとりを除くほぼ全員の辞職要求あるいは進退を問う追求に、市長は「誠に申し訳ない、深く反省している。」の一点張りで、とうとう辞任表明も、あるいは逆にここからやり直すんだという強い決意も感じられなかった。生で見た感想だが、市長は本当に反省しているとは思えなかった。ある議員の進退を問う質問に「辞めるのは簡単、楽になる。好きな仕事もできるし。」と答えた。また税理士業との二足のわらじについては「税理士業の仕事はそんなに時間がかからないから。」と発言した。日頃市長という仕事をどうとらえているかが分かる発言であった。

さて翻って辞職を要求した側の市会議員についてはどうだろう。今回の事件そのものは議員に何の責任もない。しかし今後の市政については重大な責務がある。

例えば友人から、こんな声があった。
「市長を辞めさせて、あとどうするんやろ?再選挙ならお金もかかるし市政もストップする。議員は批評家じゃないんやから。その責任をどうするんやろ。」

今回の件についてはもう駄目押し、さすがに見切りをつけて出直すなら早い方が良いとの判断だろう。とは答えたが、友人同様さすがにこの先を考えたら暗澹たる気分にはなる。

そして・・・全て市長が悪いのか・・・?という思いに至る。

ちょっと胸に手をあててみる。
前市長への批判票が現市長を誕生させたのは事実だ、であれば・・・
現市長に一票を投じた市民、現職だった対立候補に入れた市民。白票、あるいは棄権した市民・・・。責任はゼロなのだろうか。ちゃんと、しっかり考えた結果なのだろうか。
どっかにズブズブな感覚はなかったろうか?

ということを書いていると家の前を
「チョーサじゃ!チョーサじゃ!」の声をあげながら荒ぶれるヤーヤの若衆が通っていった。尾鷲神社の祭神はスサノオノミコト。怒らせたら怖いゾ!
by minority-m | 2009-02-02 21:01 | 身辺雑記